~ 「投資」の基礎知識 ~
「投資」をはじめるための基礎知識を北洋証券で学びましょう!

お金を色分けする

「投資」を行う前に、まず自分のお金の色分けをしてみましょう。お金の目的別に大きく3つに色分けすることができます。そして、それに応じた「投資」の方針を決めることが大切です。

  • 収益性資金 当面使う予定のないお金
    当面は使う予定のない、いわゆる余裕資金です。老後資金や家族にのこすため、資産の状況やライフプランに応じ、より高い収益を目指すことができる商品を選ぶことがポイントです。
  • 安定性資金 将来使う予定があるお金
    結婚資金やお子さまの学費やマイホーム取得費用等、将来使う目的や時期が決まっているお金です。目的や時期にあわせて必要な金額を準備できるように、元本の確実性が高い商品を選ぶことがポイントです。
  • 流動性資金 日常生活で使うお金
    日常の生活費や突然の病気やケガ等、何かあったときにすぐ使えるようにしておくお金です。元本が保証されており、換金がしやすい商品を選ぶことがポイントです。

リスク許容度を考える

お金が色分けできたら、次は自分のリスク許容度について考えてみましょう。

どんな運用商品でもリスクを完全にゼロとすることはできません。投資経験の有無や資産規模などによりリスク許容度は一人一人異なりますが、自分がどの程度のリスクであれば許容できるのかをあらかじめ知っておき、それに応じた商品選びを心掛けたいですね。

リスク許容度を決める要素の例

※上記はリスク許容度を決める要素の一部を示したものであり、全てを網羅するものではありません。

「投資」のリスクとリターン

「投資」を行ううえで、リスクとリターンの関係を知っておきましょう。目的とリスク許容度に応じた金融商品を選ぶために役立ちます。

リスクとリターン

リスクというと損をするといったイメージで受けとめがちですが、「投資」におけるリスクは主に値動きの振れ幅として使われます。また、リターンとは「投資」によって得られる収益(損失)のことをいいます。

主なリスクの種類

価格変動
リスク
金融商品の値動きによるリスクです。金融商品の価格は景気動向、企業業績、為替相場などさまざまな要因により日々変動しています。金融商品の価格の変動により、期待していたリターンが得られず、損失を被ることがあります。
金利変動
リスク
金利と債券価格の変動によるリスクです。一般に、金利が上がると債券価格は下落し、金利が下がると債券価格は上昇します。債券を組み入れている投資信託の基準価額も金利変動の影響を受けます。
信用
リスク
元本や利子が予定通り支払われないリスクです。株式等や債券などを発行している企業や地方公共団体の経営状態・財務状態が悪くなると、株式や債券、投資信託等の金融商品の価格は値下がりします。
為替変動
リスク
為替相場の変動により、外貨建の金融商品の価値が変動するリスクです。投資した時よりも円高になると、外貨建の金融商品を円で受け取った場合の価値が下がることになり、損失を被る場合があります。円安の場合は、その逆となります。
カントリー
リスク
国の信用リスクのことです。海外の株式や債券、それが組み込まれている投資信託等の金融商品の値動きに影響します。国の政治や経済、社会情勢の状況によりリスクが変動します。

リスクとリターンの関係性

リスクとリターンは、表裏一体の関係性といえます。「リスクが大きなものほどリターンが大きい(ハイリスク・ハイリターン)」「リスクが小さいものほどリターンが小さい(ローリスク・ローリターン)」という傾向があるといわれています。

※これは一般的なイメージ図であり、すべての金融商品があてはまるものではありません。また、リターンがマイナスのときもあります。